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住まい選びには最低
3回の現場チェックが必要です。


   

1、建物の基礎

基礎の種類も色々です。

最近は木造住宅でも、住宅公庫で高耐久木造住宅の割増融資の枠ができてからは、防湿基礎、ベタ基礎を標準としているところが多くなりました。

要は建物の床の下の部分が土ではなくなりました。

現場で床下が土ということは、いわゆる布基礎です。

防湿基礎やベタ基礎の方が、「床下からの湿気が上がらない。シロアリに強い。」などのメリットがあります。

でも、地盤が問題ですよ。

基礎をいくらしっかり造ったって、軟弱地盤では、家は傾いてしまいます。

地盤調査のデータを確認しましょう。

地盤調査をしないで着工なんて駄目です。

あと、ベタ基礎についても、立ち上がりのコンクリートの厚さ、高さの確認、フーチンの巾(ベースの巾)などを聞いて確認して下さい。

できれば、住宅性能保証の登録がされている物件が安心です。

この登録がされていると性能保証機構で基礎の配筋検査も受けなければなりませんので安心できます。

基礎換気については、昔のように基礎に換気口を設けるタイプではなく、今はほとんど基礎パッキン工法になっていると思いますので、土台と基礎の連結の状態を確認して、基礎パッキンの施工状態も確認して下さい。

2.土台・柱・筋交いなどの確認

基礎のチェックが終わったら、今度は土台を見てみましょう。

土台は何ですか?

ヒバ?桧?4寸角(120mm)ですか?

それとも加圧注入された防腐処理材ですか?

アンカーボルトの数は十分ですか?

高さはどうです?

土台と柱を緊密させるアンカーボルトが短ければ話になりませんよ。

柱はどうです?

通し柱、隅柱(家の外周コーナーのところ)は4寸角(120mm)でなければ高耐久木造住宅にはなりません。

柱の種類は何ですか?

桧、ヒバ、杉ですか。

特一等って刻印されています?

集成材ですか?

集成材だったら、強度等級、品質、接着性能、接着剤名、ホルムアルデヒド放散量がFの☆4つになっていますか?

JAS認定番号、製造者が刻印されているのでなければ駄目ですよ。

土台と柱の緊密は大丈夫ですか?

どんな金物を使っていますか?

あなたが見て頑丈そうに見えますか?

他の柱はどうですか?数はどうです?

窓の中心以外は910mm間隔(又は、メーターモジュールの時は1M)に柱は設置されていますか?

厚さ半分の半柱(間柱)になっていませんか?

筋交いの数は十分ですか?筋交いのあるところが耐力壁です。

3.梁・火打梁・根太の確認

はい、上を見てみましょう!

柱と柱の間を梁が通っていますね。

梁の太さは十分ですか?

梁の種類は何ですか?

米松、それとも集成材?

柱と梁の連結のところはどんな金物になってます?

ボルト締めになっていますか?

梁受け金物は大丈夫ですか?

大きな重そうな梁を支えるわけですから、丈夫そうな金物でなければ心配ですよね。

昔の建物のように、釘や金物を使わないのがいいなんて思っていたら駄目ですよ。

今の耐震設計の基準はこういう金物のが十分使われているかどうかなんですから。

しっかりボルト締めされていることを確認して下さいね。

ここでも住宅性能保証に登録されている住宅であれば、きちんと第三者機関の検査があるのです。

ですから、ハウスメーカーの建物以外は住宅性能保証に登録されている家の方が安心です。

今度はもう一度下を見て、土台のコーナーのところを見てみましょう。

土台を直角二等辺三角形の等辺二辺と見て、斜辺になる部分。

要は直角を補強しているのが火打梁です。

一階、二階の床のコーナーになるところと二階天井梁コーナー部分に設置されています。

材質、納まりを確認して下さい。

きっちり切り込まれて納まっていますか?

乗っかって落ちちゃうのなんか効いていませんからね。

根太はどうです?

床下地合板を敷く前に設置します。

今は合板を厚くして(24〜30mm)根太レス工法もあります。

よく説明を受けてください。

またこの工法の時、和室の畳が薄畳になることがありますから要確認。

4.屋根やバルコニーの防水工事

現場で屋根に登るのは大変ですから、あまり現場チェックはできないかもしれません。

でも下屋根の施工を見れば丁寧に施工されているかどうか確認できます。

屋根の防水下地にしても、壁の方に十分立ち上がってますか?わかりますよね?

立ち上がりが不十分だったら、家の方に水がきそうでしょう?

このへんはチェックできます。

屋根勾配がゆるいとその分、水の流れが悪くなるのは小学校理科の問題ですね。

あと屋根の形を複雑にしちゃうと谷ができて、これも水が流れ難くなりますよね。

外から見て、雨の流れを想像してみましょう。

流れにくそうなところはありませんか?

TVの欠陥住宅、屋根がドームの形になっていました。

カッコイイけど屋根下地の接合の取り合いを考えれば、どう見ても最初から雨漏りしそうな家でした。

手間とお金をかければ問題ないのでしょうけど、分譲住宅で、見た目の客引きで作ったのなら雨漏りは必至です。

バルコニーの防水も、10年保証になってから、今はほとんどFRP防水になっていると思います。

でもドレインの掃除をまめにしないとプールになってこれもよく雨漏りの原因になりますので要注意。

10年保証といっても、会社が倒産してしまえば、住宅性能保証登録住宅でないと、保証もありませんよ。



5.断熱工事

断熱工法は外断熱と内断熱の二通りありますが、標準は内断熱工事となります。

外断熱・高気密仕様はオプションになります。

簡単に言えば家をポットの様に外側そっくり(外周全部)を断熱したのが、外断熱・高気密住宅で、床下、小屋裏を除いての居住空間の部分の外側、建物外壁の内側で断熱したのが内断熱ということになります。

ですから、外壁の内側、一階床下根太部分、二階天井上に断熱材が敷きこまれます。

断熱材の種類も材質は色々ありますのでチェックしてみてください。

熱貫流率で比較できます。

普及タイプは、壁・天井はグラスウールで床は、ポリスチレンフォームです。



今まで説明した部分は、床のフローリング工事、壁のセッコウボードのビス止め工事をしてしまうと、みんな見えなくなってしまいます。

見えなくなるところを人間手を抜きたくなるものです。

ですから、現場見学会は必ず参加しましょう!

これは現場を見られても自信のある証拠です。

自信のない会社は現場見学会をしません。

工事途中の見学会は、建物のイメージがよく湧いてこないということで、来場者数が少ないのですが、本当に「住まい選び」を検討されているのなら絶対必要です。

ここで疑問と不安を解消しましょう!




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