日本の伝統建築はきわめて精神性が高く、内と外の区別が曖昧です。
しかも、四季の移ろいを繊細かつ鋭敏に反映する庭造りは、西洋のそれとまさに好対照です。
西欧の庭園は、エデンの庭を理想としているようです。
ですから、常に変わらない理想郷づくりが、至上のテーマなんですね。
日本人は変化を求めて止みません。
たとえば、はらはらと散る桜や、深まる季節を感じて色を変えてゆく樹木の梢に美しさを見るのです。
刹那に美を求めるこうした「視点」は、同時に対象の本質を見据える意思を生みだします。
日本建築の高い象徴性は、こんなところに起因しているようです。
日本のエクステリアの美、庭の美もまた、この影響を強く受けているわけですね。
◆住宅外構写真
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▲ランブリックの門柱とウッドフェンスを使ったアプローチ | ▲道路面に配した生垣 |
▲玄関アプローチと一体でインターロッキングを 敷きこんだカーポート |
▲アルミカーポート屋根と玄関アプローチ |
◆病院ガーデンテラス
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▲病院2Fガーデンテラスに置いたベンチ | ▲ガーデンテラス入口のウッドデッキ |
▲ハーブやりゅうの髭が植えられたガーデンテラス | ▲夜間はライトアップされるガーデンテラス |