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その2・・・建築条件付土地の購入


   

建築条件付き土地購入に失敗しないために

さて、では、いざ土地を探してみようとする時、皆さんがよく目にするのが「建築条件付」という文章だと思います。

建築条件付土地とは、いわゆる「売り建て」のことです。

「売り建て?なにそれ?建売ならよく聞くけど?」そういう人も多いことでしょう。

「建売」とは、土地と既に建築済みの建物を一緒に購入するものです。

「売り建て」とは、土地の販売会社に、家を建てる業者の選任を任せなくてはいけない土地のことです。

みなさんはどちらがいいと思いますか?

答えはありません。一人一人の状況によるでしょう。

建売のメリットとしては、自分が住む家をじっくり見ることができるということです。

家具をどう配置するかとか、

どんなカーテンをつけるか、などというように住んだ時のイメージがつかみやすいです。

ただ、デメリットとして建売では家がすでに完成しているので、構造や基礎の丈夫さを確認することができません。

いわゆる「欠陥住宅」かそうでないのかが一見するだけではわからないのです。

専門家などに検査してもらうなどの対策も考えたほうがいいでしょう。

一方、売り建てのメリットは、

希望が反映できる、建築のプロセスを見ることができるなどです。

しかし、売り建てには実はかなり注意が必要です。

ある重大な落とし穴が隠されている場合があるからです。

買主が家の施工会社に、文句を言うことさえできなくなることがあります。

建築条件付土地では家を建てる会社を選べない

建築条件付き土地購入に失敗しないために 

  建売と売り建て(建築条件付土地)の違い。

皆さん、ご理解頂けましたか?

売り建てで注意しなくてはいけないことは、「実際に工事を行う建築会社を選べない」ということでした。 その結果どういうことが起こるのか。

売り建ての土地を購入する場合、家を建てるのに支払う金額は、割高になることがほとんどです。

なぜか?

あらかじめその会社で建てることに決まっているのですから、建築会社は殿様気分で見積もり書を作成できるのからです。(でないと土地の売主にバックマージンが払えません。)

あと、不動産会社の立場から言えば、現在は路線価(相続時の土地の評価額)が高いので、そんなに安く土地が仕入れられない事などがあります。

地主さんの立場からすれば、路線価より安いのであれば、物納するから売る必要がないという事になるからです。

したがって不動産屋さんは、土地ではあまり利益が出ないので、建物でもしっかり利益を出したいので、そんなに安い建物の見積もりは、出さないわけです。

しかし、皆さんが一番注意しておくべきことは他にもあります。

それは売り建ての場合、「土地の売買契約を済ませた後、三ヶ月以内に工事請負契約を 結ばなくてはいけない」という決まりがあることです。

建築会社には、この3ヶ月間、なんだかんだとお客様との打ち合わせをはぐらかし、一度も打ち合わせのないまま契約を済ませるところもあります。

そうすると・・・。

営業マンの態度は急に一変。

「変更は難しいですね」「わが社はこれが標準です。それ以外はすべてオプションとなりますので。」

こんなことを言い出します。

そんな時あなたにできることはあるでしょうか?

残念ながらありません。

「これがわが社のやり方ですから」こう言われてしまえばおしまいです。

ひどい!悪徳商法だ!

そう思うかもしれませんがこれでも契約は契約です。(かなり悪質ですが・・)

契約してしまってからでは遅いのです。

このように契約前まで話をまともにしないような会社とは、絶対契約をしてはいけません。
(契約をしなければ、土地の契約も白紙撤回されますが)

建物の契約まで、たいした打合せがなく、話が煮詰まらないのであれば、どんなに土地が気に入っていたとしてもやはり、諦めた方が無難です。

あとで後悔することになるからです。

特に住宅業界では未だに「網戸」「カーテンレール」「照明器具」がついていない家を標準として、それがまかり通っている会社も多々あります。

業界の空気に染まって、それが常識だと思っている営業さんも多々います。

ですから、なおさら気おつけなければならないのです。

建築工事の標準仕様は、会社によって、全く違うのですから、その辺のところを十分押さえなければなりません。

建築条件付の土地を買うときには、土地購入を決める前に建築会社のことも徹底的に調べておきましょう。

「他にも検討中のお客様がいる」などとせかされる場合もあるでしょう。

じっくり考えていては、何も考えずに購入する人に遅れをとることもあるかもしれません。

それでも、一生に何度もない家づくりに失敗するよりはましです。

普段から主な住宅会社について研究しておく。

建築会社が信用できないと感じたら、無理をせずに契約を断る。

そのような対策を普段から考えておけば、なお万全でしょう。

そして、建築条件付の土地で、売主とも、施工会社とも内容のある打合せができたとしたら、本当にお買い得です。

自分の気に入った土地に、自分の気に入った建物が建てられ、工事途中の現場チェックも自分でできるのですからいい事づくめです。


それには、いい不動産屋さんに、いい施工会社、いい設計士が揃ってなければなりません。

3ヶ月の猶予期間があるわけですから、しっかり見極めてください。

そして駄目だと思ったら、すっぱり切ることです。

それが、「安心の住まい造り」に必要です。



建築条件付土地を買うときは建築会社をとことん調べること


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