団塊ジュニアが「欠陥住宅をつかまないポイント!」

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住宅購入者向けマガジン 団塊ジュニアが『欠陥住宅をつかまないポイント!』
 
 作者:ファイナンシャルプランナー 小茂田 勝信  03/7/10 NO.18
       
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団塊ジュニアが『欠陥住宅をつかまないポイント!』   第18回


■今回は18回目です。

   (「第6のポイント「現場監督、現場管理者は誰ですか?〜その3」)

 前回の続編となります。今日もお付き合いください。


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 今日は、高井戸のネズミ退治。仕掛けに1匹はかかっていました。

2個仕掛けて、1つにかかりましたが、1つは全く見向きもされなかったよ

うです。1匹がしくじると他のネズミは学習能力でかからないのでしょうか?

「うちのネズミは、頭がいいから、そんなのにかからないわよ。」と言われ

てましたので1勝1敗といった感じでしょうか?

恐るべし、ネズミの学習能力?通販で有名になったペストエックスもまだ効

果は今1つでしょうか?喉かかわいてしびれて外に出ると言うネズミのえさ

もしっかりたいらげていました。人間とネズミの知恵比べです。

車庫に猫がこないように、超音波の機械を取付けて(施主)「猫はこなくな

ったがネズミがきた。」という家のネズミ退治に奮闘中です。 

 
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 これより、本文。

 第6のポイント「現場監督、現場管理者は誰ですか?〜その3」
 
 
 デベロッパー(建売分譲住宅)の場合は?

 デベロッパーの分譲住宅は、完成1ヶ月前くらいから販売されるので、

ユーザーが現場チェックをしようと思っても、早めに申し込んだ人が、

最終工程のところで多少チェックできるくらいですよね。最終工程です

と現場も鍵がかかっていますので、自分で勝手に見に行くことは不可能

です。基本的には、現場途中のことは知る由もないので会社を信じて購

入するのみになってしまいます。こういったところが、良心的でないデ

ベロッパーが結構手を抜こうと思ったら抜けちゃう理由です。前にも申

し上げましたが、住宅の性能表示をしてくれるとユーザーのほうは多少

安心できますよね。特に住宅性能保証登録住宅であれば、保証協会の検

査もあるわけですからさほど「貧乏籤」を引かなくてすみそうです。

ですから、建売分譲住宅の場合、住宅性能表示とか住宅性能保証登録住

宅というのがついていれば、ユーザーの代わりに現場チェックしてくれ

ることになりますので建売分譲住宅を購入の方にはお勧めです。

 では実際のデベロッパーの現場監督はどうでしょう?

 良心的な会社の現場監督はかなりハードだと思います。一現場半年で

回転させるというのですからすごいです。普通の街場の不動産業者が建

売現場を売りきるのは一年以上ですから、驚く限りです。

 土地の契約をして、決済までが1から1.5ヶ月、造成が20日から

1ヶ月ですので、建物は外構含めて三ヶ月といったところです。その間

に開発行為の申請許可、確認申請もあるわけですから、許認可スタッフ、

設計スタッフ、現場監理のスタッフ、そして、それについて行く施工ス

タッフ、プロ集団でなければできないことです。

 そうでないところがやっていたら、間違いなく「欠陥住宅」に一番近

い家です。

 建築条件付土地購入での建物建築、建替えのユーザーは、ハウスメー

カー、工務店、不動産業者のスタッフと一緒に、目に見えていないもの

を作り上げていくわけですから、申し上げた通り、現場監督は、営業マ

ンと同じでとても重要です。誰が現場について責任を持つのか必ず確認

して、まめに連絡を取り合いましょう。

 ユーザーは営業マンには話がしやすいのでよく電話をしたりはできる

のですが、どうも現場の人となると話しづらいという方がいらっしゃい

ます。そんなこともあって、営業マンが、まめに現場を見てユーザーに

報告をして差し上げるとかなり安心して喜んで頂けますが、営業マンは

やはり現場監督ではありませんので、見るでけでチェックはできません。

 ですからやはりユーザー自身もまめに現場を見て、疑問に思ったこと、

不安に思ったことを現場監督に伝えたほうがよいのです。

 住宅会社の善し悪しは現場を見れば判ります。シロウトでも判ります。

きれいか汚いかです。きれいなところは、現場監督(又は社長)がうる

さいのです。こういうところは、現場監督もよく見に来ているケースが

多いです。夕方、職人さんがきちんと掃除をして帰る現場はけっこう教

育が行き届いた感じがします。ですから、駄目な会社でも、夕方、現場

がきれいに片付いていればいい会社に見えるのですが、駄目な会社はや

はり現場が汚くなっています。何故でしょうか?それはやはり、職人さ

んなどへの待遇が悪いのではないでしょうか?手間の支払いが遅れてい

るとか、かなり安いとか、何か問題があれば、やはり職人さんはあまり

いうことを聞いてくれません。こういうところは、要注意となります。

いつ職人に手を抜かれるかわからないからです。

ということで今日はここまでです。次号は、次のポイントに進みます。

つたない文章に最後までお付き合い頂き有難う御座いました。また、木曜日

にお届け致します。



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【発行者】有限会社こもだ建物 取締役 小茂田 勝信
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【編集後記】

◆冒頭ネズミの話をしましたが、害虫駆除も「住まい」の大きな問題です。
ネズミ、ゴキブリ、シロアリなどがあげられます。
昔は、網のカゴのようなねずみ取りがありましたが最近は、見かけませんね。
ねずみ取りもゴキブリホイホイの大型番みたいになってますね。
ネズミとゴキブリで家は壊れることはありませんが、シロアリは大変です。
土台や柱だの表面は一見何でも無いようで中を食べてしまうので、土台や
柱もスカスカになってしまいます。これで地震でもきたらひとたまりもあ
りません。阪神大震災の被害を大きくしたのも、「シロアリにも原因があ
ったのでは?」という人もいるくらいです。シロアリ消毒をしても保証は
5年間です。結構、シロアリの被害に気がつかないし、みんな無頓着です。