団塊ジュニアが「欠陥住宅をつかまないポイント!」

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住宅購入者向けマガジン 団塊ジュニアが『欠陥住宅をつかまないポイント!』
 
 作者:ファイナンシャルプランナー 小茂田 勝信  03/6/26 NO.16
       
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団塊ジュニアが『欠陥住宅をつかまないポイント!』   第16回


■今回は16回目です。

    (「第6のポイント「現場監督、現場管理者は誰ですか?」」)

 前回は、「契約にはご用心。準備は本当に整いましたか?〜その3」に

ついてお話しました。本日は、いよいよ第6のポイントです。


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 このメルマガのために10のポイントを作ってあったのですが、もう後半

になってしまいました。反響をみながら続編も考えてみます。


 
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 これより、本文。

 第6のポイント「現場監督、現場管理者は誰ですか?」
 
 いくら、住宅の部材、部品が工業製品化されてきても、施工の善し悪しは、

現場監督、現場監理者によって決まります。いい監督の条件とは、まず第一

に、図面をキッチリ隅から隅まで読めること、書いてある図面の内容がきち

んと理解できることです。二番目は、工程管理がしっかりできて、現場に空

きを作ったり、押せ押せの突貫工事にならないようにスケジュール管理をし

て、協力業者の手配に狂いを出さないこと。早め早めの協力業者の手配が重

要ですし、工程が狂ってしまえば、予定していた協力業者が現場に入れませ

ん。よくいう「段取り八部」です。段取りが上手くいけば八〇パーセントは

成功するという話ですよね。三番目は、現場の知識と経験を活かして「図面

が批評できる」ことです。

 二番目までは、まじめで几帳面で、建築知識があればできるわけです。し

かしながら、この二番目のところでも現実は厳しいとと言ったところでしょ

うか。「段取り八部」が上手くいかない理由は、天候による遅延もあるでし

ょう、予備日を上回っての雨が降ってしまったとか。ただ、一番大きな原因

は、予定していた協力業者の職人が入らなかったということではないでしょ

うか?これは、監督の連絡不足であったり、協力業者の質の問題ですから、

やはり監督の責任です。この当たり前の二番目までのことができるだけでい

い家になるはずです。なんせバタバタの突貫工事が無いわけですから。

 三番目のもう一つ上のランクは、やはり経験がものをいうのかもしれませ

ん。図面を見て「これでは、現場が納まらない。設計屋さんと打合せしなく

ちゃ。」と言える人です。図面のミスを指摘するのではありません。図面の

ミスなら営業でもチェックできますから。

 普通は、図面をさらっと見て、あとは職人さん任せで、工程チェックのみ

の監督さんが結構多いです。その上工程ロスではたまったものではありませ

ん。職人に「この図面では現場が納まらないのですが、どうしたらいいでし

ょうか?」と聞かれ「図面がそうなっているんだから適当にやっといてよ。」

と言う人はいないでしょうか?

 結論から言えば、現実はこういう人がかなりたくさんいます。

 ということで今日はここまでです。次号は、この続編です。

つたない文章に最後までお付き合い頂き有難う御座いました。また、木曜日

にお届け致します。



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【発行者】有限会社こもだ建物 取締役 小茂田 勝信
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【編集後記】

◆最近、埼玉県のハウスメーカーの取締役営業部長が来社されたり、支店長か
ら電話を頂いたり、どうしたのでしょうか?お偉い皆さんが色々なアイデアを
出されて、感想、意見を求められます。このメルマガのように埼玉県の住宅の
購買層のウエイトが「団塊ジュニア」が大きくなってきているので、「高級志
向」一辺倒では、量販建売分譲会社に顧客を取られてしまうんでしょうね。
シェアが落ちてきています。同じ土俵に上がっても仕方がないのでしょうが戦
略が必要のようです。「住宅性能表示」をもっと普及させ、住宅の性能の差別
化は当然ですよね。そして、ユーザーが求めているのは「安くていい家」です。
「安い」だけだと「欠陥住宅の罠」にはまってしまいます。
ハウスメーカーはどんな手でユーザーの心をつかんで拡販するのでしょうか?
期待しています。がんばれ!管理職!