団塊ジュニアが「欠陥住宅をつかまないポイント!」

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住宅購入者向けマガジン 団塊ジュニアが『欠陥住宅をつかまないポイント!』
 
 作者:ファイナンシャルプランナー 小茂田 勝信  03/5/29 NO.12
       
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団塊ジュニアが『欠陥住宅をつかまないポイント!』   第12回


■今回は12回目です。(「住宅の性能〜その2」)

 前回は、住宅の性能〜その2」についてお話しました。本日は、その後編です。

バックナンバーは、こちらでご確認下さい。

http://www2.justnet.ne.jp/~komodatatemono ←バックナンバーはこちら

住宅性能表示制度について詳しく知りたい方は、下記の(財)住宅産業研修財団の

「住宅性能表示制度ガイド」をご覧下さい。 

http://www.hyouka.gr.jp/about/shintiku/index.html


 
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 これより、本文。

 第4のポイント  住宅の性能〜その2

 家は、工法、ハウスメーカー、工務店によって特徴があり、得意の分野がある

わけです。ユーザーは自分の土地の立地条件、好み、ライフスタイルに合わせて、

希望する高い性能を持っているものを選べばよいわけです。聞いてみてください。

「この家(おたくさまの会社の家)にはどんな特徴がありますか?性能で高い分

野はどこですか?」って。これで何も答えられないような会社や営業マンでした

ら辞めたほうがよいです。

 考えてみてください。人通りの激しい通りに面した土地に家を建てるなら遮音

性を重視したいですよね。家が密集しているような所でしたら耐火性が大事でし

ょうし、地震が予想されるような所であれば耐震性がポイントですよね。

 最近、住宅の性能表示がいわれていますけど、積極的に公開しているところは

まだ少ないようです。これは、一軒一軒の図面の審査になりますし、申請がユー

ザーサイドですし、費用負担もユーザーですから中々普及してきません。ハウス

メーカーは、企画(規格)住宅についてはデータ-を公開したらいいと思いますし、

新築分譲住宅は積極的に、住宅性能表示を利用したらいいと思うのですが、ハウ

スメーカーは横並びで下手に公開して、競合他社から攻撃されたくないといった

感じなのでしょう。全部が満点というのは中々ありませんからね。新築分譲住宅

で少ないですが、公開しているところも出てきました。前にお話した一遍に建て

るデベロッパーです。建売完成現場は、工事途中の現場を確認することが困難で

すから、ハード面でユーザーは心配のわけです。この住宅性能表示を見れば約九

項目の性能についてのランクづけを確認できるわけですから安心です。完成物件

でしたら、あとは仕上のチェックをすればよいわけですから。このような傾向は

歓迎したいと思います。

 念を押しますが、すべてを満たす百点満点の家はよほどの予算をかけなければ

無理です。自分達に何が必要かを考えるべきです。

 ただ、施工上の「欠陥住宅」だけでなく、住宅性能表示がオール1みたいな家

もご免こうむりたいですよね。(1が、建築基準法のレベル)

 雑誌やインターネットを使えばある程度ハウスメーカーの性能表示が調べられ

ますので、これを比較すればある程度、工法毎の性能の特徴をつかむことができ

ます。ただこれも、商品化するときにどこに重点を置くかで違ってくると思いま

すので参考程度です。ローコスト住宅の性能表示のチャートが素晴らしいという

のは期待できませんので、値段でハード面が変わってくることは承知しておくべ

きでしょう。ただ、高い値段で、チャートが小さいと腹立ちますよね。そういう

こともあるということです。高額商品で、見た目だけ豪華にしてハードの目に見

えないところは普通にして(もしくは低くして)利益を出す会社もあるわけです。

 在来工法は、お金をかけず何も特徴を出さなければ小さいチャートになってし

まいます。ですから、その会社の経営方針とか、「家造り」に対する思い入れが

結構重要になります。是非、「おたくの会社は、どんな家を造っていますか?」

と聞いてみてください。熱く語れる人ならきっと仕事に自信を持っていることで

しょう。

 低い住宅性能でその上手抜きでもされたら大変ですよね。

 やはり、人を見ることがここでも大事です。

今日はここまでです。
 
次号は、第5のポイント 「契約にはご用心。準備は本当に整いましたか?」

についてお話します。

つたない文章に最後までお付き合い頂き有難う御座いました。また、木曜日に

お届け致します。

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【発行者】有限会社こもだ建物 取締役 小茂田 勝信
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【編集後記】

◆25日(日)は、埼玉県資産経営協会平成15年度通常総会に参加しました。
当然のことながら、私は資産経営協会の資産家のお仲間でなく、協会支援専門家
協議会会員で御座います。これは、簡単に言ってしまうと「地主さんの連絡会」
で地主さんが持つ色々な問題点を共有して解決して行きましょうといった感じで
す。それこそ地主さんは、先祖代々の大地主さんが会員さんに名を連ねていらっ
しゃいます。地主さんは地主さんで相続と言う大きな問題を抱えている訳です。
当日の講演は、安倍晋三内閣官房副長官の予定だったのですが、小泉総理の日米
首脳会談、中東訪問に随行となり、ピンチヒッターで、衆議院議員平沢勝栄氏の
講演となりました。平沢さんと言えば「北朝鮮拉致問題議員連盟事務局長」とし
て最近しょっちゅうTVでお見受けしている方で、元気いっぱい「拉致問題」に
ついてお話をお聞き致しました。30分の講演予定で28分が「拉致問題」で
2分位が「税制改革」だったでしょうか?北朝鮮の問題は、まさに今の問題です
ので、それに一生懸命取り組んでいることが、ストレートな発言の中でビシビシ
伝わってきました。