いい家造り
地鎮際
施主さんの知り合いの神主さんに 地鎮際をやってもらいました。 ご夫婦と息子さん娘さん、おばあちゃんと お孫さんに列席して頂きました。 H20.2.29 | 棟梁の萩原さんの鍬入れの儀 エイ!エイ! 気合を入れてやっていました。 H20.2.29 |
重機の搬送 施工機械が大きい為、4tトラックが進入出来る道路と 基礎が出来る場所とは別に 機械類をセット出来るスペースが必要です。 H20.3.25 | あらかじめマーキングしておいたポイントに キリのセンターを合わせて垂直に 削孔を開始します。 H20.3.25 |
セメントミルクが外にあふれない様、 あらかじめセメントミルクの体積分だけの土を 掘削して取り除いておきます。 H20.3.25 | 逆転上昇しながらロッドの先からセメントミルクを吐出します。 セメントミルクが土と、色むらが無くなるまで 混合攪拌の為に、正転下降、逆転上昇を繰り返します。 H20.3.25 |
杭の天端を、基礎のベース底、 もしくは栗石天端の高さに仕上げます。 H20.3.30 | 杭と杭の間に栗石を敷きこみ天端を揃えます。 H20.3.30 |
基礎の立上がり部の主筋として径12mm以上の 異形鉄筋を、立上がり部の上端及び下端の底版部に それぞれ1本以上(主筋間隔300mm以内)配置し、 かつ 補強筋と緊結させる。 H20.4.6 | 底版部の配筋の下に見えるのは防湿シート。 鉄筋が腐食しないために、鉄筋にはコンクリートのかぶり厚さを 十分に確保する必要があります。 基礎底版下は捨てコンクリートを除いて60mm以上、 その他土に接する部分は40mm以上、 土に接しない部分は30mm以上のかぶり厚さが必要です。 H20.4.6 |
立ち上がり分コンクリート打設の為の鋼製枠 H20.4.13 | 立上がり部の補強筋は径9mm以上の鉄筋を 300mm以下の間隔で配置する。 底版の配筋は、径12mm以上の異形鉄筋を タテ・ヨコ250mm以内の間隔で配置する。 現場は径13mm、ピッチ200mm H20.4.13 |
アンカーボルトは径12mm(3階建ては16mm)以上で 品質及び性能が明示(Zマーク表示)されたものを使用する。 また 基礎への埋め込み長さは240mm以上とする。 H20.4.20 | 底版厚さは150mm以上(ダブル配筋は180mm以上)とし、 建物の床下部は底版の上端を地面より50mm以上あげた 位置に設け床下の湿気対策を施す。 H20.4.20 |
根入深さは地盤面より240mm以上、 かつ、凍結深度よりも深くする必要があります。 現場は300mm。 H20.4.20 | 立上がりの厚みは120mm以上、 かつ土台の幅以上必要です。 現場は150mm。 H20.4.20 |
地盤面から400mm以上の立上がりを 設けなければなりません。 H20.4.20 | アンカーボルトの先端は、土台の上端よりナットの外にネジが 3山以上でるように固定する。 H20.4.20 |
基礎は建物と地盤を固定するもので 土台は基礎と建物をつなぐものです。 地面に最も近い構造材の為、最も腐りやすい部分です。 土台にはできるだけ耐久性の高い樹種を使用するか、 防腐剤を加圧注入します。 土台に用いる樹木の種類は色々ありますが、 ヒバやヒノキが良いとされています。 但し、床下の換気や防湿がきちんと対策されていないと 意味がありません。 | 基礎と土台を緊密に結合させるのがアンカーボルトです。 アンカーボルトは径12mm(3階建ては16mm)以上で 品質及び性能が明示(Zマーク表示) されたものを使用します。 また、基礎への埋め込み長さは240mm以上とし、 アンカーボルトの先端は、 土台の上端よりナットの外に ネジが3山以上でるように固定します。 |
土台と柱を接合するには、アンカーボルトを通す穴の他に 「ほぞ穴」という穴を土台に空け、 「ほぞ」をつくった柱をそこに差し込みます。 土台と柱の接合の強さは、建物にとって非常に重要です。 それが弱い場合は、地震の揺れで柱が抜けて、 建物が倒壊してしまうこともあるからです。 1階柱(管柱)立てと梁組み | 平成12年6月、建築基準法が改正され、 土台と柱の接合部分にホールダウンなどの特殊な金具で 補強することが規定されるようになりました。 胴差し 二階床の位置で柱を相互につないでいるもので、 端部が通し柱の胴にささっている。 |
2階柱(管柱)立て | 軒桁 外壁の頂部に掛け渡される水平材で、 小屋ばりや垂木などを支えるもの 梁(はり) 基本的には、桁行(棟の方向)と直角方向に渡す横架材。 屋根の荷重を柱に伝える梁を小屋梁、 上部の床を支えるものを床梁といい、 柱と柱の間にかけられる。 |
妻桁 軒桁に対して、妻側に渡される水平材 現場は東西が妻 小屋づか 母屋から上部の重量を小屋梁に伝える垂直材。 | 母屋(もや) 棟と平行して、垂木屋根材を支える横木 棟木 小屋の頂部の桁行方向に取り付ける横木 「棟上げ」とは、この部材を最後に乗せることで 「建前」が終了することを指し「上棟式」ともいいます。 |
小屋組みとは、屋根を作る為の下地のようなもので、 大きく分けると洋小屋と和小屋 に分かれます。 現場は和小屋。 和小屋では、荷重は小屋束を通し 小屋梁に直接力がかかります。 そのため、小屋梁 の大きさは大きくなければなりません。 H20.5.4 | 現場は2段屋根になっています。 低くなる屋根が玄関の庇代わりにもなります。 H20.5.4 |
小屋づか 母屋から上部の重量を小屋梁に伝える垂直材 H20.5.4 | 二重梁
大小の梁が上下二重に架け渡してある梁組のこと。 小屋梁の長さが大きい小屋組に使われる。 H20.5.4 |
野地板とは、垂木の上に張る厚さ9mmから15mmの板です。 お勧めは耐久性があり、反りが少ない 厚さ12mm以上の杉です。 H20.5.4 | 母屋(もや) 棟と平行して、垂木屋根材を支える横木 H20.5.4 |
瓦桟は、瓦を屋根に掛けるための材料です。 H20.5.4 |
棟上げから1週間ですが、 屋根があがるまでになりました。 二層式の屋根がポイントです。 H20.5.4 |
垂木は母屋(もや)の上に直交に掛け渡します。 間隔は30.3cm(一尺)、36.4cm(一尺二寸) または45.5cm(一尺五寸)とし、 部材の大きさは4.5cmX4.5cmから9cmX4.5cmを 使用するのが一般的です。 軒先を深く出すときや、屋根葺き材に瓦などの重いものを 使用するときは荷重に耐えられるよう太いものを選びます。 樹材は通常桧、杉、米松、米栂などが使われます。 お勧めは耐久性の点からなんといっても桧です。 現場は9cmX4.5cm H20.5.11 |
小屋梁 軒げたを結び、建物の外側を引っ張り合いながら 屋根と天井の重さを支える水平材。 H20.5.11 |
ロフトスパース 寝室の屋根裏にロフトスペースをとりました。 H20.5.11 | トップライト 居間の吹き抜けの上にトップライトをつけました。 雨を自動感知するタイプです。 H20.5.17 |
屋根の色は着工前の打ち合わせではいぶし銀でしたが、 マロンちゃんに変更になりました。 基礎から1M位までの高さのところが赤くなっているのは、 防蟻処理です。 | 筋交い工事もやってありました。 火打ち土台に火打ち梁 かなりの進行具合です。 |
土台と床から高さ1Mの柱、筋交い等の木部構造体に 防蟻処理を施します 。 | プレート類の結合金物も取り付けられました。 |
火打ち土台 | 1階は根太工法ですが、2階は3尺升組工法です。 24ミリ合板を下地張りして仕上げ材を敷き込みます。 |
上棟検査を受ける前なので これから金物のチェック。 筋交いのある壁に、 ホールダウン金物が必要になります。 | 平成12年6月、建築基準法が改正され、 土台と柱の接合部分にホールダウンなどの特殊な金具で 補強することが規定されるようになりました。 よく「金物ばっかり使って」と ご不満をおっしゃるご年配の方がいらっしゃいますが 今は、金物を使わなければ検査に合格しません。 |
筋交いのある壁を耐力壁と呼びますが、 現場は45×90で筋交いを入れていますので、 壁倍率は、片筋交いで2倍、 両筋交いだと4倍で計算できます。 現場は筋交いだけで耐力壁の構造計算をして 建築確認を取っていますが、その上に外部前面に 厚さ9mmの構造用合板を張ってもらいます。 7mm以上の構造用合板片面張りで 壁倍率が2.5倍になります。 | 間柱は構造体ではありません。 壁を作るためのものです。 土台と柱、柱と梁の結合部をチェックします。 で、その結合部に金物が必要です。 |
ご年配の人から見ると、「金物だらけの家」に 見えちゃうんでしょうけど、 なければ検査に受かりません。 | 羽子板ボルト 柱と梁の接合部分はみんな羽子板ボルトです。 |
間柱 壁造作に必要な間柱は構造体ではありません。 現場は出窓の設置位置です。 | 2階、小屋裏にも間柱が立ち
小屋裏収納部分から外を眺めると かなり絶景です。 |
窓台とまぐさ 窓の下部にある柱間に渡した横架材を窓台といい、 開口部の上部にある柱間に渡した横架材をまぐさといいます。 | 2階の方も間柱、窓台、まぐさが取り付けられ、 サッシを入れる準備が整ってきました。 |
2階掃き出しし窓 バルコニーに出る掃き出し窓は、 立ち上がりを20センチ上げました。 これはバルコニーから室内に水が入らないようにする為です。 | 1階根太工法 1階の床組みは根太工法です。 根太とは、床板を支える横材です。 |
和室西側の構造用合板。 上棟時の検査後ですが、構造用合板を張ってもらいます。 | たんす置き場の上はFIX窓設置。 からっ風がつよい場所なので和室西側はFIX窓にしました。 |
2階もだいぶ合板が張られてきました。 窓サッシを入れる準備もOKです。 | 小屋裏のほうは、もうひとふん張りですね。 |
大きな屋根をかけますので、 小屋は3階の高さに近くなります。 | 遅れていたトップライトもつきました。 雨感知の電動開閉式です。 |
バルコニー FRP防水工事が完了。 | FRPは複合材料の一つで、ガラス繊維にポリエステル樹脂を 含ませ強化したものです。 強靭性と弾力性に優れていて防水性は他の防水工法と 比較すると抜群に高性能です。 若干の下地の変形に追従が可能なため木造のベランダ 等にも向き、他の下地(モルタル等)でも施工上の問題は ありません。 施工時間が短いのも大きな特徴です。 |
1階根太床組み 1階は在来根太工法です。 | 1階の和室は根太の上に 杉板を張って畳にします。 畳にとって合板より杉板のほうが通気性がいいでしょ? |
壁の構造用合板が張り終わりサッシが入りました。 サッシは内側樹脂の断熱サッシ(ペアガラス) | 掃き出し窓は、H=2200にしました。 吹き抜けのトップライトともに明るい生活空間が 演出できると思います。 |
滑り出しし窓を階段状に3つ。 出窓とともに東側の外観アクセントです。 | 床と壁の断熱材が納入されていました。 床の断熱工事も始まっていました。 |
キッチンの根太。 根太の間に断熱材を入れて 下地合板を張って行きます。 | リビングは断熱工事と下地合板張り工事が 始まっています。 |
床断熱材 フクフォーム フクフォームは"ビーズ法ポリスチレンフォーム"だそうです。 (住宅金融公庫の断熱材の種類ではCグループに属する。) |
製品の高さは45・60mm |
メーカーいわく 水をよせつけず、優れた撥水性が内部結露を防ぎ、 断熱効果を持続させます。 ノンフロン製造 自己消火性があり、フクフォームは、 炎を遠ざけると自然に消える素材を使用しています。 (JIS A9511 適合) 少ないガス発生量で、 建設省告示第1231号第4に規定する ガス有毒性試験に合格しています。 だそうです。 |
床断熱入れたら合板を張って行きます。 合板の上に仕上げ材のフローリングを張って行きます。 |
壁断熱は旭ファイバーグラスを使用します。 ガラス繊維は、ガラスからつくられる繊維です。 高温で溶かし液状になったガラスを高速で巻取るなどして、 ミクロン(1000分の1ミリ)単位の細い繊維にしたもの、 それがガラス繊維です。 無機質のガラスそのものが持つ、耐熱性、不燃性、 耐久性などの良さと、繊維がもつ柔軟性をあわせもった 素材として、建築に使われています。 | ガラス繊維の「短繊維」は一般に「グラスウール」と呼ばれ、 リサイクルガラスを主成分としたガラス原料を高温で溶解、 繊維化、綿状に成形したものです。 このため不燃性はもとより、断熱性・吸音性・防振性にも優れていて、 暑さ寒さ、騒音、振動などを遮断します。 主な特長は、次の通りです。 ● 断熱性にすぐれ熱損失を少なくする。 ● 広い周波数帯域にわたって優れた吸音性を持つ。 ● 無機質のガラスを素材としているため、不燃材である。 ● 腐ったり虫が食ったりしない。 ● 軽くて施工がきわめて容易である (以上旭ファイバーグラスのホームページより) |